コロンビアに語学留学にきているカズです。
今日は授業で「ありがとう」に関する文化の違いをやりました。
クラスメイトにはドイツ人、ロシア人、中国人、カナダ人、私(日本人)
そして、先生がコロンビア人で異文化の集結したクラスです。
これを通して「そういえば」と思ったことがありました。
それは、日本では店員さんが必ず「ありがとうございます、またお越しください」
とかなにかしらお客さんに対して挨拶をします。
でも、コロンビアでは「いらっしゃいませ」とはいいますが、「ありがとうございます」とは言いません。
むしろお客さんがモノを受け取って「ありがと」といいます。
親切な店員さんだと、「buen día」(良い日を)など返してくれますが、
ほとんどは、店員さんから「ありがとうございました」と言われないです。
日本では言わないと態度が悪いだのってクレーム入ります。。
でも、こちらでは、親しい間柄(家族、友人、恋人)には感謝を言葉と行動(ハグとか)で表現します。
クラスでも、お母さんが夕飯を作ってくれたときに「ありがとう」をいうか?という質問で
私を抜いた全員がイエスでした。
私だけかもしれないですが、ご飯作ってくれてありがとう。って言いますか?
日本人が言うとしたら「いただきます。」だと思います。
私のイメージは、日本人は親しい間柄になればなるほど
感謝や好意を相手に伝えるのを恥ずかしがって、たまにしか言わないなって感じなのですが、
コロンビアやカナダ、ロシアでは親しい間柄の人には惜しげもなく、
「愛してる」や「ありがとう」をいいます。
この違いが面白いなって思いました。
日本人にはまだ、亭主関白というか、「そういうのは恥ずかしくて言えない感じ取れよ。」
みたいな性質が残ってるんだなと発見しました。考えてみたら、日本のドラマではよく、夫が奥さんに日頃の感謝が恥ずかしくて言えない、不器用なんです。みたいな場面が多いです。海外のドラマではそういう場面ないですよね、ドラマを見ている方が恥ずかしくなる場面が多いです。
どちらがいいとかはないのですが、
日本から出てから、こういった文化の違いを発見することが多く、
その度にその国の良さや今まで知らなかった自分の国を見つめなおすことができています。
留学に来る前は、日本は空っぽと思っていて、日本の特徴を教えてと言われても、
便利で安全、寿司しか出てこなかったのですが、今では日本の魅力を感じられています。
留学や海外旅行を通してもっと、その国の魅力を知るのと同時に自分の国についても知れたらなと思います。